『推し活』を活用した広告ソリューション事例
王 晴菜 氏
(主婦と生活社・メディアビジネス部 メディアビジネス課
JUNONセールスチームリーダー)
「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」は、毎年1.5万人ほどの応募者を4~5月、6~10月で絞り、本選後は15名のファイナリストが芸能事務所に所属していきます。この過程を施策に反映させることで「推し」を応援するファンへのアプローチが可能になります。
事例1:推し活×キャンペーン ~ 株式会社 明色化粧品様「美顔水」
BEST35の候補者へのギフティングとSNS投稿からスタート。ポイントは「一緒に夢を応援している」という姿勢、例えば明色美顔ボーイのドラマ出演が決まったタイミングで祝福ツイートをするなど、ファン視点に立った姿勢です。
投票キャンペーン
明色美顔ボーイ賞を予想する投票を呼びかけ、当てた方から抽選でタイアップ撮影などに招待します。参加者数は年々増加し、当選者の多くは商品にも好感を持っています。クライアントからは「昨今『SNSを活用した事前イベント』の参加者が増加し、明色美顔ボーイを予想するキャンペーンで投票数が高く、SNSでの反響が高かった。そして何よりジュノンボーイを応援するファンの熱量の高さは印象に残っております」(株式会社明色化粧品 取締役・瓜野松雄様)というお言葉をいただきました。
事例2:推し活×購買促進 ~ 株式会社 丸井織物様
ファイナリスト15名がTシャツやスマホケースなどをデザインして受注生産し、その販売数とファンのSNS投稿数を得点として、上位3名が『JUNON』本誌にモデル出演できるという企画です。
「推される側」と「推す側」の視点
雑誌に出ることができるという夢を「推される側」に設定し、「推す側」へのアプローチを促します。ファンの投稿数も得点になると明確にしていたので「推す側」のSNS配信も活発化し、大きな効果を生みました。「推し」が制作に関わったことや、商品の「推し」らしさが購買につながりました。
事例3:推し×TikTokドラマ ~ エリップスジャパン様
3話構成のTikTokドラマをオリジナル脚本で作成、合計再生回数は260万回以上、総再生時間は25,546時間でした。俳優になるという「推し」の夢が叶った作品を、ファンが「もっと知ってほしい」と拡散、主演や商品に対するコメントには好意的なものが多く見られます。
ドラマ掲出前後の仕組みづくり
成功要因はスケジューリングです。主演・松瀬太虹君を1週間出し続けました。本誌のオフショットとともに告知、ドラマを3夜連続投稿し、最後にTikTokライブでファンの質問に答え、商材を紹介するといったコミュニケーションをとりました。「推し」の情報が毎日挙がるので、ファンの熱量が高まって再生回数が増え、視聴数が増加しました。
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