ローカルライフスタイルプラットフォーム『まちっと』について
サンケイリビング新聞社
DX推進室室長 山口 武 氏
『まちっと』は、その地域で生活を送るジモトミンや、街や暮らしの専門家が主役となり、主観的に発信する地域情報を集約したローカルライフスタイルプラットフォームです。21年11月に、千葉県柏・東葛エリアで「まちっと柏」、12月に大阪・北摂エリアで「まちっと北摂」をオープンしました。
『まちっと』のコンセプトは、地域で愉しく今を生きるという想いを、「ジモトミン(地域の人)」×「街の専門家」×「暮らしの専門家」×「まちっと」という枠組みで相互補完しあい、“人々の想いで地域の未来を共創する”です。地域回帰や地域消費、地域共助というニーズや地域課題に対して、50年間培った当社の地域課題ソリューションと、『まちっと』プラットフォームを活用することで、地域に住む・働く・関わる人のパワーをブーストし、その力により、地域課題解決や地域活性化に貢献していきます。
現在の『まちっと』では、ジモトミン、まちのスペシャリスト、ユーザー、まちっと編集部が忖度することなく、街や街の人の魅力と課題を記事にして、魅力と課題の可視化・共通言語化・資産化をしています。事前募集・登録制でアカウントを持ったジモトミンが、地域のお店や施設、イベントなど、リアルで鮮度の高い街の情報を、SNS感覚で主観的に発信しています。また、街で専門的に活動する団体、企業、自治体など、街のスペシャリストも事前登録制でアカウントを持ち、当該地域と人を軸とし、公式サイトの補足情報や、『まちっと』のコンセプトにあわせた独自情報を発信しています。
従来の当社メディアと比較し、プロダクトやサービスよりも、人物や書き手の想いにフォーカスされた記事が多く、また、ユーザーの地域情報投稿機能「教えたい・教えて機能」で、地域ユーザーのリアルボイスの収集と記事化によるリアルボイスをインタラクティブに可視化している点が、『まちっと』で発信する情報の特徴です。街と街の人がもつ隠れた魅力と課題の可視化を進め、消費される情報ではなく、エンゲージメントの高い、持続的に地域資産となっていく情報の構築を進めています。
今後『まちっと』では、可視化・共通言語化・資産化された街と人の魅力や課題に対し、魅力のブースト、課題解決の手段をデジタルソリューションで提供していくことを考えております。人と人、人と街のつながりがより高まる機能や、地域コミュニティの共創、共助が生まれる仕組みを開発する予定です。『まちっと』で提供するデジタルソリューションによって、地域住民の地域愛が醸成され、また、「人×街」「人×人」のつながり、関係性を高め、地域の人の力による地域の課題解決や活性化、関係人口創出にも貢献できると考えています。
地域や地域の人に支えられて成長してきた当社がDXを考えるうえで決して無視できない重要なポイントは、やはりリアル(街)と人であると考えています。『まちっと』で提供するデジタルソリューションが、地域と地域への恩返しとなり、地域や地域の人と共に未来を共創することで、当社も成長していきたいと思います。
<概要>
■まちっと柏(https://machitto.jp/Kashiwa/)
2021年11月22日オープン
柏市、松戸市、流山市、我孫子市、野田市
■まちっと北摂(https://machitto.jp/hokusetsu/)
2021年12月6日オープン
豊中市、吹田市、箕面市、池田市、茨木市
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