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ABC部数 2020.10.14

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お知らせ 2020.10.01

フォーカスABCメディア 『伊賀タウン情報 YOU』(ユー)

〇『YOU』_ロゴ② 1986年、伊賀忍者発祥の地である三重県西部の名張市で、『伊賀タウン情報 YOU』が創刊されました。以来、34年にわたり、地域に密着したメディアとして読者に愛され続け、現在では伊賀地区で70,078部(2020年1~6月平均)を配布するに至っています。地域の情報発信源として欠かすことのできない存在となった『YOU』の代表取締役・則近優一氏と、取締役・上崎里美氏のお二人に、創刊から現在にいたるまでの軌跡や、読者に支持される秘訣などをうかがいました。(取材:2020年9月)



まずは、『YOU』創刊までの経緯、題号に込められた思いをお教えください。

則近氏:『YOU』という題号には、価値のある情報を「あなたのために伝えたい」という思いを込めて命名しました。私は元々、全国紙の記者をしていましたが、日刊紙が扱う過去の話題だけではなく、地域の未来、取材で接した住民とのふれあいなどを記事にしたい、またそれを実現できるメディアはタウン情報紙だと常々考えていました。
 そんな折に、新聞社の後押しで、何か新しい事業をやってみないかという機会に恵まれ、1986年の12月に名張市の桔梗が丘団地で、『伊賀タウン情報 YOU』を創刊しました。当時の名張は、大阪への通勤圏内のため、人口増加が顕著で勢いがありました。初めは、地元に不案内で地域の情報を必要とする住民を主なターゲットにして評価を高めました。それが口コミでほかの地域にも浸透していき、今では多くの読者に親しまれ、ひとたび『YOU』に記事が掲載されると近隣住民に知れ渡ると評されるまでの存在になりました。




紙面において重要視されていることは何ですか。

ユー・則近氏,上崎氏③

左から上崎氏、則近氏

則近氏:読者が何を思い、何を考えているかなど、読者目線での紙面作りを心掛けています。読者に一番人気がある連載は、読者からの投書欄「声」です。読者の声なき声を掲載することで、行政機関などへの問題提起となり、最終的に問題の解決につながれば、地域メディアとしての存在意義も高まります。
 また、広告主に対するマイナスの声も分け隔てなく掲載しており、その姿勢は読者だけではなく、広告主からも評価されています。






広告面の特徴やこだわりをお教えください。

上崎氏:紙面広告では、読者のためになる広告掲載を最優先に考えています。例えば、企業が大規模な求人募集をする際に、実際の職場環境やどのような人材を必要としているかなど、通常の求人広告には掲載されないような情報まで掲載しました。読者には大変好評で、広告主にも満足してもらえました。
 折込広告に関しては、全戸配布と配布エリアの細分化によって、より細かいエリア指定が可能となっており、広告主の効率的なエリアマーケティングにも対応できることが強みです。




ピンクリボン運動や遺棄されたペットの保護活動を、紙面を通じて熱心に取り組まれていますね。

上崎氏:ピンクリボン運動は、乳がんで身近な方が若くして亡くなったことがきっかけとなりいろいろと調べてみると、地域内の乳がん検診率が低いことが分かりました。この状況を改善するために、紙面で何度もとりあげ読者を啓蒙することで、検診率が大幅に向上しました。

ペット協力隊則近氏:ペットの保護活動も、地域で殺処分される動物が多数いることに衝撃を受け、この状況を改善しなければという思いから始めました。この問題を紙面やSNSを通じて読者に周知し、里親を探すなど読者とともに問題解決に取り組んだ結果、殺処分ゼロという快挙を達成することができました。これは、読者の協力がなければなし得なかったことであり、読者との強いつながりを実感しました。
 これらの活動は、地域をより良くしたいという強い思いが根底にあります。地域に浸透したメディアである『YOU』を最大限活用することで、実現した好例だと思います。




紙媒体とWebやSNS、それぞれをどのように捉えていますか。

則近氏:暮らしに欠かせない情報をじっくりと読んでもらい、理解を深めるには、やはり紙媒体が一番だと思います。一覧性や保存性にも優れ、読者に強い印象を与えることもできます。一方で、スピード感が重視される場面では、WebやSNSの優位性に勝るものはありません。当社は地元の記者クラブに属するなど、ニュースメディアとしての一面もあります。速報性のあるニュースは、早く知りたいという読者の要望に応えるためにも、WebやTwitterなどで情報を提供しています。伝えたい情報の内容に応じて紙とWebを使い分けており、このような読者本位の情報提供が、『YOU』に対する信頼感や満足度を高めるとともに、媒体のブランド価値向上に寄与していると感じています。



本紙とWebやSNSを連動させた企画での成功事例をお聞かせください。

HP上崎氏:今回のコロナ禍では、飲食店が非常に厳しい状況に置かれています。地元の飲食店を支援する一環として、採算を度外視した広告料で広告特集を企画し、紙面上でお持ち帰り弁当をPRしました。そして、その企画をバックアップする目的から、掲載された飲食店のお弁当を実際に購入し、見た目や味などのリアルな情報を読者に向けてレポートした動画をインスタグラムで公開しました。これが大きな反響を呼び、読者からは好評を得ました。さらに、読者の声を飲食店にフィードバックし、よりよい商品づくりに活かすという好循環も生まれました。



現在のコロナ禍において何か変わったことはありますか。

上崎氏:どのような状況においても、『YOU』を待ち望んでいる読者に、遅滞なく確実に配布するという理念が変わることはありません。配布スタッフも、読者からもらう感謝の言葉を励みに、やりがいや使命感をもって仕事に取り組んでいます。

ABC協会へのご意見・ご要望はございますか。

則近氏:レポート上でのWebやSNS数値公開は、配布部数以外にフリーペーパーの媒体力を表現できるよい取り組みだと思います。こうした取り組みを通じて、より多くの会員社や広告関係者にフリーペーパーが持つ媒体価値の周知を図ってもらいたいと思います。




【取材後記】
様々なメディアから膨大な情報が発信されていますが、今ほど情報の質や信頼性が問われる時代はありません。そういったなかで、長年にわたり読者から絶大な信頼を寄せられている『YOU』は、時代に即した情報発信を続けています。地域における情報発信源としての重要性は、今後ますます高まっていくはずです。





YOU_紙面
媒体概要■伊賀タウン情報 YOU/株式会社 ユー/1986年創刊/タブロイド版/28ページ建て/第2・第4土曜日発行/伊賀地区に住む一般家庭、および事業所にポスティング。