会報『JABC』2011/11・12

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入会4社を承認

-第2回理事会-

第2回理事会は、10月6日、東京會舘エメラルドルームで開催、理事23人、監事4人が出席した。
森田会長の開会あいさつのあと、入会の承認に移り、下記4社の入会が決定した。

雑誌発行社
株式会社 ベストセラーズ
フリーペーパー発行社
株式会社 常創
広告主
日立ビジネスソリューション株式会社
賛助会員
株式会社 新文化通信社

副委員長に集英社・広野氏

-第98回雑誌業務推進委員会-

第98回雑誌業務推進委員会は、10月31日、日本記者クラブ・大会議室で開催、委員13人が出席した。
巴委員長(講談社)から「吉岡芳文副委員長(主婦と生活社)の人事異動にともなう後任の選任については、集英社・広野真一広告部長から就任内諾が得られたので、お願いしたい」との紹介があり、全員異議なく了承した。
広野副委員長は、「巴委員長をしっかり補佐していきたい」とあいさつした。
続いて事務局から、8月2日に開催した第10回デジタル雑誌公査小委員会(9・10月号既報)について、新たに雑誌オンライン.COM、ボイジャーストア、ガラパゴス・ストアの配信会社3社が承認された。それにともない、下記3社11誌のデジタル版を対象に臨時公査を9月と10月に実施し、販売部数を確認したことを報告した。
これでデジタル版部数を報告している雑誌は下記の7社17誌となった。

◆アスキー・メディアワークス
 『MacPeople』
◆日経BP社
 『日経ビジネス』 『日経ビジネスアソシエ』
 『日経TRENDY』 『日経パソコン』
 『日経WOMAN』 『日経エレクトロニクス』
 『日経コンピュータ』 『日経コミュニケーション』
 『日経NETWORK』
◆扶桑社
 『ESSE』

雑誌2誌の初回公査が終了

集英社『marisol』、ベストセラーズ『歴史人』の初回公査を9月から10月にかけて実施、認証部数は「11年上期発行社レポート」に収載した。
『marisol』は、07年3月創刊の、団塊ジュニアを含む「ニュー・アラフォー」世代をメーンターゲットとした女性ファッション誌。「TOKYOアラフォースタイル」をキーワードに、アラフォーのリアルスタイルを徹底的に追求する。
『歴史人』は、10年9月創刊の、歴史エンターテインメントマガジン。

marisolrekisijin
      《集英社》          《ベストセラーズ》
      「marisol」            「歴史人」

2011年「上期発行社レポート」を発行

-第95回雑誌幹事会-

雑誌業務推進委員会に続き、第95回雑誌幹事会を日本記者クラブ・宴会場で開催、委員35人が出席した。
専務理事認証の後、初回および臨時公査レポートを含む43社165誌の「発行社レポート」の発行を了承した。

『月刊サクラサクライフ』の初回公査が終了

フリーペーパー発行社会員㈱常創の『月刊サクラサクライフ』の初回公査を10月末に実施、専務理事の認証をへて、『公査レポート』を11月に発行した。
『月刊サクラサクライフ』は、04年1月創刊の、月刊フリーマガジン。水戸市を中心とした茨城県央・県北地区に、主にポスティングで配布される。
sakurasakulife

『Mart』大給編集長が語る雑誌の役割

-第118回開発委員会-

第118回開発委員会は10月13日、協会会議室で開催、委員8人が出席した。
事務局から、雑誌公査の動きについて「8月2日に開催したデジタル雑誌公査小委員会(9・10月号既報)で、3社の配信会社が了承された」と報告し、さらにデジタル版には権利処理の関係で広告が載っていないが、販売部数に合算していることについて、昨年10月に開催した第115回開発委員会で了承された経緯を紹介した。
続いて、ここ数年行っている、雑誌の参加促進活動について、「7月から集中的に、未加入社を中心に参加を呼びかけた結果、ベストセラーズが入会することになった。入会に至らなかった社について、以前は広告戦略上部数の発表を控えたいと断わるケースが多かったが、今回は会費の負担など費用面を理由に断られることが多く、ABC参加への費用対効果をシビアにとらえる社が増えている」と報告した。
引き続き開催された勉強会では、光文社『Mart』編集長・大給近憲氏が「出版不況の中での雑誌の可能性」をテーマに講演した。
大給氏は、『Mart』の読者を「普通の生活を楽しむ、普通の主婦で、その普通の主婦の集団である読者コミュニティー“Mart族”が市場を左右することすらある」と説明した。例として「食べるラー油現象」をあげ、「2年前の食の展示会で、『Mart』読者40人に新製品を評価してもらったところ、プロのバイヤーたちの否定的な意見に反し、多くの新製品の中で食べるラー油を1位にあげた。その後も、口コミなどで話題になり、メーカーも食べるラー油をメーンで売り出すよう市場展開を見直し、一時は品切れになるほどの大ヒット商品になった」と語った。
また、『Mart』との商品開発において、企業が求めているものは、「機能や価格などの、既存の価値では訴求できないニーズの発掘であり、そのためには消費者の“気分”を読み取り、商品に付加価値を加えることが重要だ」と指摘した。ある柔軟剤を例にあげ、「特定の香りのものだけが良く売れていてるが、それは、その容器がピンク色で可愛いく、飾っておくと幸せになるという“気分”によるものだ」と解説した。
普通の消費者の普通の「気分」を、理解し共有できるメディアは雑誌であり、雑誌ならば、そうした「気分」のデータベースを生かした新たなビジネス展開が可能だと述べ、講演を締めくくった。